お寺女子blog

「禅の歴史」

 禅の歴史

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禅とは、仏教の一宗派である禅宗のことです。

古代インドで行われていたヨーガといわれる瞑想法のうち、精神統一の部分を取り入れられたものが母体となって、中国と日本で更に洗練され独自の思想として発展しました。

禅の思想は数千年の昔からほとんど不変。

ヨーガ発生の紀元前二千年前の古銭には、禅の姿勢をした神獣が描かれています。

 

禅宗とは?

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日本では仏教は念仏ですが、坐禅によって悟りを開き、仏の教えを知ろうとすることが禅宗です。

インドに起こり6世紀のはじめに達磨大師(だるまだいし)によって中国に伝わり、日本では鎌倉時代(1192年~)、室町時代(1336年~)に盛んになりました。

達磨大師は眼光鋭く、髭を生やし、耳輪を付けた姿で描かれているものが多い。

 

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三大宗派

曹洞宗

道元が伝えた曹洞宗(そうとうしゅう)は、地方武士の間に広まりました。

宗祖は希玄道元(きげんどうげん)。(1200~1253)

中国宋に渡り禅を学ぶ。

中国の禅僧洞山良价(とうざんりょうかい)と曹山本寂(もうざんほんじゅく)との頭文字をとったのが名の由来。

著書「正法眼蔵(しょうほうげんぞう)」が有名。

教義は「只管打坐(しかんたざ)」で、ただひたすらに坐禅をすることにつきます。

越前に永平寺を開き、時の権力に媚びず多くの大衆に教義を広めました。

臨済宗

鎌倉時代に宋から宋西が伝え上級武士に広まりました。

宗祖は明庵栄西(1141~1215)、中国唐代の僧臨済義玄(りんざいぎげん)を派祖とし、自身は27歳と47歳のときに二度入宋。

その後九州で布教し、京都でははじめ迫害にあい、鎌倉に移り、北条庇護のもとで寿福寺を建立。

後に京都健仁寺建立。

あらゆる束縛から解放された真の解脱こそ禅のあるべき姿であると説いています。

黄檗宗

黄檗宗(おうばくしゅう)

開祖は明代末期の中国の禅僧隠元隆琦(いんげんりゅうき)。(1592~1673)

江戸初期来日して、京都宇治に、黄檗山万福寺を開き、黄檗宗は上級階級に広まりました。

もとは臨済宗の流れをくみ、坐禅と念仏を併用して、独自の宗派を形づくりました。

建築様式、作法はすべて中国風で、誦経鳴らし物を使って中国語でとなえます。